C-3Aはドイツのジーベル社によって開発された双発の小型輸送機 Si-204をチェコ国内で練習機型として製造したもので操縦席で練習生と教官が並んで操縦かんを操作するようになっていた。
もとのSi-204はルフトハンザ航空の8人乗り旅客機としてドイツのジーベル社が開発を始めたが、第二次大戦勃発にともない高等練習機として使用されることになった。 初飛行は1940年5月であろうとされている。
フランス降伏後生産はフランスのSNCAN社で行われ、さらに1943年にはチェコのアエロ社で生産が始められた。
1944年、連合軍のドイツ本土爆撃が激しくなってくると Si-204 を夜間戦闘機に改造されたものも登場したが実戦に使われたという記録はない。
形式: 戦闘機 エンジン:アーガス As 411 12気筒空冷 592馬力 最大速度: 364km/時(高度4,400m) 上昇率: 360m/秒 上昇限度: 6,400m 航続距離: 1,400km 自重: 3,950kg 全備重量: 5,600kg 全幅: 21.33m 全長: 13.00m 生産台数: 1,216
L'aviation Nov. 2004
William Green “Warplanes of the Third Reich” Military Book Society, London 1970