フォッカー C.X

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モデルはCZECK MASTER製
レジンキット

大成功を収めたフォッカーC.Vの後継として設計された。 初飛行は1934年、その年のパリ.エアショウに出品された。 エンジンは液冷式のロールスロイス.ケストレル(650馬力)であった。 機首に2挺の7.7mm機関銃と後部席に同口径の旋回式機関銃を備え、400kgの爆弾を搭載することができた。 洗練された機体で1930年代なかばとしてはよくできた飛行機であったが、その頃には国際間の競争が厳しくC.Vのような輸出市場での成果は得られなかった。 最初の受注はオランダ東インド部隊からの10機、これに続きオランダ本国用に20機であった。 しかし1936年、フィンランドが本機に目をつけ空冷のブリストル.ペガサスエンジンに換装したものをライセンス生産を始めた。 フィンランド製は暖房付の閉鎖型コクピットを持ち、寒冷地仕様のエンジン始動装置、車輪の代わりにスキーを装着できるようになっていた。   1940年5月、ドイツによる侵攻が始まったとき、オランダのC.Xは10機があったが、ドイツ空軍の前には質、量ともに敵ではなく最初の5日間で全滅してしまった。 最後の日にオランダのパイロット二人がイギリスに亡命することに成功、最初の自由オランダ軍のメンバーとなった。 フィンランドのC.Xは1945年まで前線で使われた。

 
性能諸元(Fokker C.X)

形式: 複座偵察機   エンジン:ロールスロイス.ケストレルV 液冷 830馬力  武装:7.7mm機関銃 2挺、7.7mm 旋回式機関銃1挺、爆弾 400kg   最大速度: 320km/時   巡航速度 270km/時  上昇限度:8,300m   航続距離:830km   自重:1,450kg  全備重量:2,250kg   全幅:12.0m  全長:9.0m   生産台数:71

参考文献

Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977 Bill Gunston “Fighting Aircraft of World War 2”, Prentice Hall Press 1988 Bernard Fitzsimons ed. “The Illustrated Encyclopedia of 20th Century-Weapons and Warfare Vol.5” Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998 Michael Sharpe “Biplanes,Triplanes and Seaplanes” Prospero Books, 2000 Kalevi Keskinen “Finish Air Force Camouflage and Markings”, 1966