二つの世界大戦の間に生まれたもっとも成功した航空機のひとつがフォッカーF.VIIである。 F.VIIは大西洋横断、北極への飛行と種々の記録樹立をなしとげた。 そのうちのもっとも有名な飛行はバードによるものである。 1925年3月の初飛行の後アメリカでのデモンストレーション飛行で好評を博し多くの注文をとることに成功した。 ヨーロッパでも同じことが起き、1930年前半のヨーロッパの多くの航空会社の中核的存在となった。 またベルギー、イタリア、ポーランドなどでもライセンス生産された。 これのうち若干は第二次大戦勃発時には前線に配備されていたが早い時期に破壊されてしまった。
形式: 輸送機 エンジン:ノーム.ローヌ ジュピター空冷9気筒400馬力3基 最大速度:185km 巡航速度 155km/時 航続距離:1,160km 上昇限度:2,600m 自重:1,950kg 全備重量:3,650kg 全幅:19.30m 全長:14.35m 生産台数:255
Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998