ポテ 25

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モデルは HITKIT製 1/72
機体マークはクロアチア空軍

二つの大戦の間に開発された航空機の中ではもっとも有名なもののひとつである。 初飛行は1925年。 エンジンは400馬力のものから600馬力のものまでを装着できるように設計されていた。 上部主翼の切り欠き部の下に操縦席と偵察員席が近接して設けられていた。 偵察機型、爆撃機型、訓練機型など87にものぼる発展型がありフランスだけでも総生産台数は3,500に達し、生産はポテ社のほかANFミューロー社、アンリオ社などで委託生産された。 さらにポーランドで300機、ユーゴスラビアで200機、ルーマニアで70機、ポルトガルで27機それぞれライセンス生産されている。 その他パラグアイ、ウルグアイ、ギリシア、エチオピアなど数多くの国に輸出され、中国に売られたものは日本と戦っている。 またスイスでは1940年にいたるまで就役していた。 これら外国に輸出あるいはライセンス生産されたものはほとんどが複座の軽爆撃機タイプである。 第二次大戦勃発時にはフランス偵察部隊の多くに就役していたが、ドイツ軍によるフランス侵攻が始まった時点ではほとんどが訓練などの後方任務に退いており第一線にはフランス首都防衛の3部隊と北アフリカ方面に1部隊が残っているだけであった。

 
性能諸元(Potez 25TOE)

形式: 偵察爆撃機 エンジン:ロレーヌ.デイートリッシュ 12Eb 12気筒 450馬力 武装:7.7mm固定し機関銃1挺 旋回式機関銃2挺 爆弾 200kg 最大速度:170km/時(高度5,000m) 上昇時間:4分0秒(1,000mまで) 上昇限度:5,800m 航続距離:630km 自重:1,327kg 全備重量:2,240kg 全幅:14.15m 全長:9.1m 生産台数: 3,500

参考文献

Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977 Ed.: David Donald “Encyclopedia of World Aircraft” Prospero Books 1999 Michael Sharpe “Biplanes,Triplanes and Seaplanes” Prospero Books, 2000 William Green & Gordon Swanborough “Flying Colors” Salamander Books Ltd.,London, 1981 Charles Christienne & Pierre Lissarrague “A History of French Military Aviation” MACH 1 (l’encycropedie de l’aviation) Vol.7 Editions Atlas Andre Van Haute “Pictorial History of the French Air Force” Ian Allen , London 1974