1930年代にはミューロー社の作った各種の偵察機がフランス空軍に就役していた。 これらはすべてミューロー ANF110からの発展形である。 ANF110は折りからの大恐慌時代で10機だけが作られた。 1933年以降に改良型が次々と開発された。 エンジンにイスパノ.スイザ 12Ybrsを搭載したANF112、夜間戦闘機型のANF113、20mm機関砲を装備した戦闘爆撃機型のANF114、違う形式の冷却器を採用したANF115などである。 これらの最後の型がANF117で1935年に初飛行した。 エンジンにイスパノ.スイザ 12Ycrを搭載し偵察と軽爆撃機として用いられた。 1939年からポテ63/11に徐々に置き換えられていったが、第二次大戦が勃発した時点ではフランスの偵察部隊の半数が本機で占められていた。 1940年5月にドイツ軍のフランス侵攻が始まった時点でまだ200機が就役していたが、6月末には62機に減少していた。
形式: 偵察機 エンジン:イスパノ.スイザ 12YcrsV 液冷12気筒 930馬力 武装:7.7mm 固定式機関銃2挺(携行弾数各銃500発) 7.7mm 旋回式機関銃1挺(携行弾数500発)、 最大速度:350km/時(海面) 巡航速度:270km/時 上昇時間: 8分0秒(4,000mまで) 上昇限度: 10,600m 航続距離: 1,500km 自重:1,590kg、全備重量:3,450kg 全幅:15.4m 全長: 10.05m 生産台数:
Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977 Ed.: David Donald “Encyclopedia of World Aircraft” Prospero Books 1999 Charles Christienne & Pierre Lissarrague “A History of French Military Aviation” MACH 1 (l’encycropedie de l’aviation) Vol.6 Editions Atlas Michael J.H.Taylor “Warplanes of the World 1818-1939” London: Ian Allen, 1981