1936年まではイギリスの初等練習機は複葉機が通り相場となっていた。 しかしその年イギリス空軍は仕様T.40/36を発布、初めての単葉複座練習機の開発を指示したのである。
第二次世界大戦の前まで木製の軽飛行機はマイルス社の独壇場であった。 M2ホークシリーズを初め数々のヒットを生み出していたからである。 当然初めての単葉練習機の設計もマイルス社が担当することになり、 M 14の型式名が与えられた。
イギリス空軍は空軍拡充にあたっては単葉の練習機が必須であると考えていた。 M14は採用され直ちに生産に移され1941年までに1293機が生産された。 1937年からイギリス本土のみならずカナダ、オーストラリアなど連邦諸国で広く使われた。 あるときは後部座席をカンバスで目隠しをし盲目飛行の訓練に使われたこともある。
1939年9月までに700機のマジスターが作られて使われていた。 1940年夏、ドイツによるイギリス侵攻の可能性が高まったおりにはマジスターに爆弾架をつけ11kg爆弾8個を搭載、軽爆撃機として使うことも計画された。
形式: 初等/中間練習機 エンジン: デハビランド.ジプシー.メジャーI 130馬力 最大速度: 212km/時(高度 305m) 巡航速度 198km/時 航続距離:611km 海面上昇率 259m/分 上昇限度:5,490m 自重:583kg 全備重量:862kg 全幅:10.30m 全長:7.50m 生産台数:1,293
Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977 Bernard Fitzsimons ed. “The Illustrated Encyclopedia of 20th Century-Weapons and Warfare Vol.17” Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998