イギリス

フランス、オランダなど西ヨーロッパのほとんどを征服したナチスドイツがイギリスを攻略すための第一歩として始めたのが1940年8月に始まったドイツ軍による空からの攻撃、いわゆるバトルオブブリテンでこれはイギリス空軍史上初めてかつ最大ともいえる試練であった。 数に勝るドイツ空軍に対しこれを防ぎ切ったのはイギリス戦闘機隊の獅子奮迅の働きによるところが大きいが、世界で初めてレーダーを使った戦闘機管制システムを作り上げこれをフルに活用したことが大きい。  第一次大戦終了後いっきに縮小されたイギリス空軍は1933年には第一線機を850機所有するにすぎなかったが、ナチスドイツの急速な空軍力増大に触発されて急速に拡大していった。 第二次大戦勃発時には第一線機は3,550機に達していた。 その後も航空機生産は急拡大を続け大戦終了までに10万機以上を送り出している。 イギリス機はスピットファイアやモスキートを除くと際立って高性能といえるものはなかったが、勇敢で粘り強く冷静に現実を見つめて対応できる国民性とレーダーやエンジンといった周辺技術に支えられて危機をのりきったのである。    

  

戦闘機

(箱の写真のものはまだ未完成)


   

爆撃機

(箱の写真のものはまだ未完成)


   

その他

(箱の写真のものはまだ未完成)