ブロームウントフォス Bv Ha137 

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モデルは CZECK MASTER製 1/72
レジンキット

1933年4月、造船会社のブロームウントフォス社は航空機部門を設立、 Ha 135, Ha 136の型名で練習機の設計を始めた。 おりから日本の川崎航空で技術指導に当たっていたリヒアルト.フォクツ博士が戻ってきた。 博士は日本の川崎航空にいる間に設計したキ-5戦闘機で開発した逆ガル構造の主翼を使ったもっと野心的な試みを始めたのである。 ちょうどその頃、ヴェルサイユ条約で軍用機の開発を禁じられていたドイツは水面下で急降下爆撃機の開発を進めていた。 川崎のキ-5から発展した試作機は軍当局の関心をひき Ha 137として3機の受注に成功した。 Ha 137は全金属製で、独特の円管形状の主桁を持った逆ガルの主翼、セミモノコック構造の胴体、操縦席は開放型であった。 武装は機首に7.9mm MG 17機関銃2挺、主翼の主脚取り付け部に同口径の機関銃2挺であった。 初飛行は1935年4月。 Ha 137は極めて頑丈で操縦性もよかったが、ドイツ空軍は急降下爆撃機としては最初からユンカ-ス Ju 87を採用することを決めていたこともあって、Ha 137は正式採用とはならなかったがバックアップとして開発が続けられた。 エンジンは当初の空冷のBMW(650馬力)から液冷のロールスロイス.ケストレル(525馬力)に代わりさらにユンカ-ス.ユモ 210Aa(590馬力)に代わって検討が続けられたが、Ha 137の擁護者であった技術開発責任者のリヒトホーフェンが更迭され、ウーデットが後任となるに及んで開発が中止された。

 
性能諸元(Bv Ha137)

形式: 単座急降下爆撃機   エンジン: ユンカ-ス.ユモ210Aa 液冷12気筒610馬力   最大速度:298km/時(海面), 328km/時(高度 2,000m)   巡航速度 288km/時   航続距離:576km 上昇時間:4分0秒(2,000mまで)   上昇限度:7,000m   自重:1,816kg   全備重量:2,417kg   全幅:11.15m  全長:9.47m   武装:7.9mm 機関銃2挺、20mm 機関砲2門、50kg爆弾4個   生産台数: 6

参考文献

William Green “Warplanes of the Third Reich” Military Book Society, London 1970