Bv P.194は1944年、ユンカース Ju87の後継としてドイツ空軍が出した仕様に応じて提出されたものである。設計者はリヒヤルト.フォクツ。 Bv141などと同じく左右非対称の機体でパイロットと武装は胴体とは別のナセルに収容されていた。 操縦席の後方にはターボジェットエンジンが搭載され反対側のピストンエンジンと推力がバランスするようにした構造であった。 強力な武装は機首に集められさらに胴体の弾倉に500kgの爆弾を収容する設計であった。
しかしドイツ空軍の採用するところに至らず、この目的機種にはメッサーシュミットMe262が採用されてしまった。
形式: 地上攻撃機 エンジン:BMW 801D 14気筒空冷 1,600馬力+ユンカース Jumo 109-004 ターボジェット 推力900kg 武装:30mm MK103機関砲2門、20mm MG151機関砲2門、爆弾 500kg 最大速度:775km/時 上昇限度:11,100m 航続距離:1,070km 自重:6,500kg 全備重量:9,350kg 全幅:15.3m 全長:12.1m
Myhra, David (1998). Secret Aircraft Designs of the Third Reich. Atglen: Schiffer.
Nowarra, Heinz (1983). Die deutsche Luftrustung 1933-1945. Bonn: Bernard and Graefe.