ユンカース Ju 388J
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モデルは Italeri+Toad Resin(レジンキット) 1/72
第二次世界大戦の終盤、夜間に高高度で侵入してくるイギリスのモスキート部隊に手を焼いていたドイツ防空本部はこれに対抗するためにJu388J夜間戦闘機の開発に最優先権を与えた。 Ju188Jは名機Ju88から続いた改良型の最終版といえるものであった。
Ju188Jの原型は高高度飛行をするために与圧キャビンを備えていたJu188で、機体構造はおおむね同じであったがエンジンは排気タービンを持ったBMW801TJに換えられた。 乗員はパイロット、２名の偵察員ならびにレーダー手の４人である。 試作第一号はJu188を改造したもので１９４３年末に初飛行した。 これは当初高高度写真偵察機Ju388Lとして生産された。 試作第二号が夜間戦闘機Ju388Jとなった。 FuG220レーダーを機首に備え30mmMK103機関砲２門、20mmMG151機関砲２門、13mm機関銃2挺という恐るべき重武装を持った夜間戦闘機であった。 当時ハインケルHe219という強力なライバルがあったが、ドイツ空軍のエアハルト．ミルヒのハインケル嫌いもあってJu388Jの生産が最優先であったが3機が作られた時点で終戦になってしまった。
形式： 双発夜間戦闘機 エンジン：BMW801TJ空冷14気筒 1,000馬力２基 武装：20mm MG151機関砲2門、20mm MG103機関砲2門、20mm斜め取付機関２門 最大速度：398km／時(海面) 579km／時（12,283m） 巡航速度 536km／時(高度8,016m) 海面上昇率：338m／秒 上昇時間：21分（8,016mまで) 上昇限度：12,283m 航続時間：4.45時間 自重：10,409kg 全備重量：14,687kg 全幅：21.20ｍ 全長：16.29m 生産台数：3
Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977
William Green “War Plane of The Second World War Vol.1” Doubleday & Company, 1960
Enzo Angelucci & Paolo Matricardi “World War 2 Airplanes”, Rand McNally, Chicago 1978
Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998
William Green “Warplanes of the Third Reich” Military Book Society, London 1970
“Jane’s All the World’s Aircraft 1945” Collector’s Edition
Enzo Angelucci "Illustrated Encyclopedia of Military Aircraft 1914 to the present" Chartwell, 2001