イタリアでもっとも古い飛行学校のひとつであったカプロニ.ヴィッツオーラS.Aは1938年にいたり戦闘機の設計に乗り出した。 異なるエンジンを搭載した2種類の機体が設計された。 F.4は液冷のイソッタ.フラシーニ R.C.40(890馬力)、もうひとつのF.5は空冷のフィアットA.74エンジン搭載であった。 F.4は後の段階になってドイツのダイムラー.ベンツDB-601Aエンジンに代えられることになり、そのため設計が遅れ、初飛行は1940年に入ってからになった。 主翼は全木製、胴体と尾翼は金属製であった。 F.4は運動性もよく操縦しやすかったが、エンジンをより強力なダイムラー.ベンツDB605に換えてF.6として設計しなおすことになったためF.4の生産は打ち切られた。
形式: 単座戦闘機 エンジン: ダイムラー.ベンツDB601A-1 液冷12気筒1,175馬力 最大速度:547km/時(高度 3,810m) 巡航速度 486km/時 航続距離:696km 上昇限度:9,997m 全備重量:3,003kg 全幅:11.30m 全長:8.90m 武装:12.7mm 機関銃2挺 生産台数:14
William Green “War Plane of The Second World War Vol.2” Doubleday & Company, 1960
Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998
Chris Dunning “Courage Alone- The Italian Air Force 1940-1943” Hikoki Publication