川崎 キー９６
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モデルは ＡＶモデル製 1/72
レジンキット
1942年8月、複座戦闘機キー45屠龍が第一線に配備され始めたころ川崎航空機はその改良型キー４５IIに着手した。 主翼をやや大きくし、垂直尾翼の面積を拡大し片方のエンジンが停止したときの安定性を改善したものであった。 日本陸軍はあまり関心を示さなかったものの3機の試作許可を与えた。 その年の12月陸軍が考えを変え、単座重戦闘機として開発するよう指示し、キー９６という型番を与えた。 試作第一号機は翌年9月完成しテスト飛行では計画を上回る時速597kmを出した。 しかし陸軍はこの種の戦闘機の用法について確固たる方針がなかったため興味を失い、以後の開発を停止させ、試作中の残りの２機の機材はつぎに開発予定であったキー１０２戦闘爆撃機に流用させたのである。
形式： 単座双発戦闘機 エンジン：三菱 Ha-112-II 14気筒空冷 1,500 馬力 最大速度：600ｋｍ／時（高度 6,000m） 航続距離：1,600km 上昇時間：6分（5,000mまで) 上昇限度：11,500ｍ 自重：4,550kg 全備重量：6,000kg 全幅：1.57ｍ 全長：11.45m 武装：37mm ホ-203 機関砲１門、20mm ホ-5機関砲２門 生産台数：1
William Green “War Plane of The Second World War Vol.3” Doubleday & Company, 1960
Bernard Fitzsimons ed. “The Illustrated Encyclopedia of 20th Century-Weapons and Warfare Vol.15”
Rene J Francillon “Japanese Aircraft of the Pacific War” Putnam Aeronautical Books 1988
Green,William and Gordon Swanborough "Japanese Army Fighters World War 2 Fact Files"
航空情報編 「日本軍用機の全貌」
岡村純他「航空技術の全貌」原書房