中島 九五式水上偵察機（E8N1)
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モデルは AV USK製 1/72
川西の九四式水偵（E7K）とならんで日本海軍で長い間使われた水上偵察機である。 昭和８年(１９３３)、海軍が出した複座水上偵察機の要求に応じて設計された。 競争相手の川西航空、愛知時計電機ＫＫが低翼単葉の近代的なデザインを提出したのに対し、中島飛行機は従来の複葉機E4N2の改造版で対応した。 中島の試作機はＥ８Ｎの型式名を与えられ、昭和９年（１９３４）３月に初飛行した。 エンジンは中島寿２号改（580馬力）で２翔プロペラを駆動した。 海軍で川西、愛知の試作機と比較テストされた結果、操縦性の良さと取り扱いの容易さで中島製が選ばれ、翌年１０月九五式水上偵察機として正式採用となった。 生産は中島と川西で行われ、昭和１５年（１９４０）まで続いた。
カタパルト発射偵察機として戦艦、重巡洋艦、水上機母艦に搭載され広く活躍した。 支那事変ではその運動性を生かし、中国戦闘機を撃墜する場面が何度もあった。 主要任務は偵察と弾着観測であったが、ときには急降下爆撃にも使用されることもあった。 太平洋戦争が始まったときにはＥ８Ｎは新型の零式水上偵察機（愛知Ｅ１３Ａ）や零式観測機（三菱Ｆ１Ｍ２）に置き換えられつつあったが、その後１年間は前線にあって活躍した。 連合軍によるコードネームはデイブである。
形式： 短距離水上偵察機 エンジン：中島寿２号改２ 空冷９気筒 630馬力 武装：7.7mm 固定式機関銃１挺、7.7mm 旋回式機関銃１挺、爆弾60kg 最大速度：300ｋｍ／時（高度3,000m） 巡航速度：185km/時 上昇時間：6分31秒（3,000mまで) 上昇限度：7,270ｍ 航続距離：900km 自重：1,320kg 全備重量：1,900kg 全幅：10.98ｍ 全長：8.81m 生産台数：755
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