横須賀 九三式中等練習機機（K5Y)
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モデルは LS製 1/72
「赤とんぼ」の名前で親しまれた練習機の一つであり、日本海軍の搭乗員の誰もが一度は乗ったといわれる海軍の代表的練習機である。 昭和７年（１９３２年）、海軍は100馬力級初歩練習機と500馬力級高等練習機との間を補う練習機の開発を第一海軍航空技術工廠の援助のもとに行うように川西航空機に命じた。 そこで在来の九一式中間練習機を改良設計したのが九三式陸上中間練習機である。 陸上機型（K5Y1)とフロートを付けた水上機型（K5Y2)がある。
昭和８年（１９３３年）に初飛行し、直ちに量産に移された。 生産は昭和２０年まで続き、生産台数は合計約5,800機にも達している。 生産は日立航空機や日本飛行機など７つのメーカーに委託されて行われた。 太平洋戦争全期に渡って使われ、末期には特攻機としても使用された。 連合軍が本機につけたコード名は“ウィロウ“である。
形式： 中間練習機 エンジン：日立天風 11 空冷 340馬力 最大速度：211ｋｍ／時（海面） 巡航速度：138km/時 上昇時間：13分32秒（3,000mまで) 上昇限度：5,700ｍ 航続距離：1,013km 自重：2,205kg 全備重量：3,307kg 全幅：11.0ｍ 全長：8.05m 生産台数：5,770
Bernard Fitzsimons ed. “The Illustrated Encyclopedia of 20th Century-Weapons and Warfare” Vol.21
Ed.: David Donald “Encyclopedia of World Aircraft” Prospero Books 1999
Rene J Francillon “Japanese Aircraft of the Pacific War” Putnam Aeronautical Books 1988
Robert C. Mikesh “Japanese Aircraft 1910-1941” Putnam Aeronautical Books 1990
Robert C. Mikesh “Broken Wings of the SAMURAI” Naval Institute Press, Annapolis, Maryland
Enzo Angelucci & Paolo Matricardi “World War 2 Airplanes”, Rand McNally, Chicago 1978