フェアチャイルド AT-21 

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モデルは EXECUFORM製 1/72
バキュームフォームキット

爆撃機に動力銃座が大規模に採用されるようになって、その訓練のための専門の訓練機の必要が感じられるようになった。 アメリカが第二次大戦に突入したときはまだこのための訓練学校を持っていなかった。 フェアチャイルド社のAT-21はこの目的のために設計されたもので1942年に受注した。 エンジンは520馬力のレンジャー V-770-11 が2基、胴体後上部に連装の7.7mm機関銃座と機首に1挺の同口径機関銃を備えていた。 1944年10月に生産が終わるまでにフェアチャイルド社が106機、ベランカ社で39機、マクダネル社で30機が生産された。 AT-21はいくつかの射撃訓練学校で使用されたが、後には訓練用には改造された実戦機が使われるようになりAT-21は標的曳航用に使われた。

 
性能諸元(AT-21)

形式: 射撃訓練ン機   エンジン:レンジャー V-770-11液冷520馬力   最大速度:360km/時(高度 3,660m)   巡航速度 314km/時   航続距離:1,460km   海面上昇率 284m/分   上昇限度:6,760m   自重:3,930kg   全備重量:5,124kg   全幅:16.0m  全長:11.6m   武装:7.7mm 旋回式機関銃3挺、  生産台数:175

参考文献

Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998
“Jane’s Fighting Aircraft of World War 2”, Bracken Books, London 1989
F.G. Swanborough “United States Military Aircraft since 1909” Putnam 1963