アメリカ

アメリカはライト兄弟によって動力飛行機を始めて成功させた国であったが、地理的にいって他国から侵略される可能性が非常に少なかったところから国防に関心が薄く、軍部は飛行機を軍事に応用することに興味を示さなかった。第一次世界大戦に参戦したときもアメリカは戦闘機を持っておらず、戦闘機部隊はすべてイギリス製かフランス製で構成されていたぐらいである。 飛行機そのものは広大な国土に間を人や物の輸送に適していたので、技術的には発達し巨大な潜在的生産力を秘めていたが、ヨーロッパで戦火があがったころアメリカはヨーロッパのメッサ―シュミットBf109やスピットファイアに対抗する戦闘機を持っていなかった。 しかし真珠湾攻撃以降参戦してからは持ち前の開発力と工業力を発揮して次々と新鋭機を送り出し、日本やドイツを圧倒していった。 アメリカ機の特徴としてはどれも頑丈で作りやすいことにある。 数で圧倒できる自信があるから設計もむりやり高性能をねらう必要もない。 したがってエンジンの性能のわりには外形も大きく重量も重いから性能もそれほどでもない。 そのかわり信頼性抜群で前線の整備もままならぬようなところでも使いべりしない、いかにも戦争に向いた飛行機であった。 

陸軍 (箱の写真のものはまだ未完成)

  

戦闘機


   

爆撃機


   

その他


海軍 (箱の写真のものはまだ未完成)