ヴォート TBY
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モデルは WINGS製 1/72
バキュームフォームキット
グラマンＴＢＦアヴェンジャーの試作命令がくだった２週間後そのバックアップとしてヴォート社が受注した雷撃機である。 試作機ＸＴＢＵ－１は１９４０年４月に発注され、初飛行は１９４１年１２月であった。 ＸＴＢＵ－１は全金属製でエンジンは2,000馬力のプラットアンドホイットニー R-2800ダブルワスプ、主脚は後ろ側に引っ込むようになっていた。 特徴的なのは着陸時に車輪とフラップを下げると自動的にプロペラピッチと燃料ガス混合を調節するようになっていたことである。 乗員は３人、胴体後上部には動力式の12.7mm機関銃座が設けられ、他に7.7mm機関銃を胴体下部から撃てるようになっていた。 アメリカ海軍による公式テストではグラマンＴＢＦアヴェンジャーより優速であることが実証され正式採用となったが、ヴォート社は当時Ｆ４Ｕコルセアー戦闘機の生産に忙殺されていたので生産はコンベア―社の手にゆだねられ、ＴＢＹの型式名で１９４３年９月、1,100機が発注された。 １９４５年４月から前線に配備されはじめたが、もはやＴＢＹの必要性はなくなっており１８０機が完成したところで残りの契約はキャンセルされた。 結局実戦に参加したものはなく訓練用に使われるにとどまった。
形式： 艦上雷撃機 エンジン：プラットアンドホイットニー R-2800-22ダブルワスプ１８気筒空冷2,100馬力 最大速度：499ｋｍ／時（高度5,395m) 巡航速度：250km／時 航続距離：1,640km 海面上昇率：539m／分 上昇限度：8,961ｍ 自重：5,147kg 全備重量：8,599kg 全幅：17.35ｍ 全長：11.96m 武装：12.7mm機関銃３挺、魚雷１個、12.7mm旋回式機関銃１挺、7.7mm 旋回式機関銃１挺 生産台数：180
Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977
William Green “War Plane of The Second World War Vol.5” Doubleday & Company, 1960
Enzo Angelucci & Paolo Matricardi “World War 2 Airplanes”, Rand McNally, Chicago 1978
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Bernard Fitzsimons ed. “The Illustrated Encyclopedia of 20th Century-Weapons and Warfare Vol.21”
Chris Bishop ed.“The Complete Encyclopedia of Weapons of World War 2”, Prospero Books, 1998
Enzo Angelucci & Paolo Matricardi “Combat Aircraft of World War 2 1933-1937”
MACH 1 (l’encycropedie de l’aviation) Vol.7 Editions Atlas
Peter M. Bowers “Curtiss Aircraft 1907-1947” Putnam 1979