1939年、ソ連は軍用グライダーの設計コンテストを行った。 これに対してオレグ.K.アントノフの設計になる RF-8ほか2機種が応募し、アントノフが勝利をおさめた。 これがA-7の正式名称を与えられたソ連最初の軍用輸送グライダーである。 飛行テストは1941年から行われ400機ほどが作られた。 A-7は一部羽布張りのほかは全木製で操縦士と完全武装の兵士9人を輸送することができ、ツポレフSB-2またはイリュ―シンIL-4などの爆撃機により牽引された。 最大牽引速度は300km/時であった。 主にドイツ領域内にいるレジスタンスグループに対する補給に使われた。 もっとも有名な活動は1943年の3月6日から20日にかけてカリニン前線におけるレジスタンスに対して行われた作戦で延べ96機が出動しまったく損失がなかったのである。
形式: 輸送グライダー 全幅:18.0m 全長:10.54m 兵員輸送 9人 最大牽引速度:300km/時 最大滑空速度:400km/時 自重:955kg 全備重量:1,760 生産台数:約400
Elke C. Weal “Combat Aircraft of World War Two”, Arms and Armour Press, London 1977
“ Air Enthusiast “ May 1982